PASTEXPERIENCE HISTORY

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1377年・1450年代を比較

グーテンベルクと活字の仕事

文字を鋳造し、刷った紙に手で彩色する。工房の仕事から本づくりをたどる。

動かしてわかる歴史

活字を組み替えてまた刷る

木に一頁を彫る方法と、一文字ずつ組む方法は何が違う?

一文字ずつの金属活字を拾い、行を組む。並びを変えて別の文章に使える。
01文字を組む
金属活字組版活字のケース

紙へ移す前の、文字のまとまり。

一文字ずつ並びを変える

金属活字を行と頁へ組む。ここに描いた文字は説明用で、実在の聖書の文面ではない。頁全体を一つの版に彫る方法とは違い、文字をばらして別の文章へ組み直せる。

図解の根拠と見方

工程や制度を説明するためのイメージです。人物・建物・配置は実物の復元ではありません。断面や別枠の場面は、見えない部分や別の場所を説明しています。

グーテンベルク聖書 ↗印刷の発明 ↗

文字を組む

100%

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一文字ずつの金属活字を拾い、行を組む。並びを変えて別の文章に使える。

一文字ずつの金属活字を拾い、行を組む。並びを変えて別の文章に使える。

印刷の世界史の中のマインツ

同じ本文を何部も刷っても、頭文字の色は一冊ごとに違う。グーテンベルク聖書には、印刷と手仕事が共存する。金属活字は西欧だけの始まりではなく、高麗の清州で1377年に刷られた『直指』も残っている。

文字を再利用して本を作る

活字を文章に組み、インクを付け、紙や羊皮紙へ圧力を加えて刷る。誤りを確かめ、組版を解けば、文字は別の文章に再利用できる。長い聖書の制作には、この循環を続ける材料と人手が要った。装置があっても、調達、並べ直し、確認の仕事はなくならない。

印刷と手仕事が重なるページ

刷っただけでは、現在見る一冊の聖書にならない。見出しや頭文字を彩り、紙を綴じる工程が残る。本文をそろえて複製する新技術は、手で仕上げる技能をすぐ消したのではなく、本づくりの分担を変えた。

前後の流れ

  1. 1377年

    清州で直指を金属活字印刷。

  2. 1454〜1455年頃

    グーテンベルク聖書の制作。

  3. 1930年

    羊皮紙の聖書を議会図書館が購入。

  4. 2001年

    直指が世界の記憶に登録。

言葉の意味

活字
並べ替えて文字を組む個別の文字の部材。
手彩色
印刷後などに人が色や装飾を加えること。
校正
誤りを確認して直す作業。

史料から分かること

現存する最古の金属活字本と、西ヨーロッパで大きく影響した印刷本は違う問いだ。地域を指定して「最初」を読むと先行した仕事を消さずに済む。

西ヨーロッパの金属活字聖書、制作と紙・羊皮紙。 清州で金属活字を用いた現存最古の印刷本。

史料だけでは分からないこと

現存最古は歴史上最初の全作品と同義ではない。

組んだ活字を確認せず刷ると同じ誤りが複数の紙へ残る。速く増やす技術には、確認と訂正の工程も必要になる。

西ヨーロッパの金属活字聖書、制作と紙・羊皮紙。 清州で金属活字を用いた現存最古の印刷本。

史料だけでは分からないこと

想像した工房の会話は制作記録ではない。

理解を確かめる

答えを選ぶと解説が表示されます。本文や資料を読み返しながら考えてみよう。

1. 同じ活字本文の本でも彩色が違う。そこから分かるのは?
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参考資料

  1. グーテンベルク聖書Library of Congress

    西ヨーロッパの金属活字聖書、制作と紙・羊皮紙。

  2. 1377年の直指UNESCO

    清州で金属活字を用いた現存最古の印刷本。

  3. 手彩色のある聖書ページBritish Library

    所蔵番号C.9.d.3の1455年のページに手で加えた彩色と見出し。