PASTEXPERIENCE HISTORY

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9〜15世紀

アンコールを支えた水

寺院の外には、貯水池と水路の大きな都市が広がっていた。

動かしてわかる歴史

雨を受け止め、暮らす場所へ水をつなぐ

雨が多いときと少ないとき、同じ水路に何が求められる?

雨の中の大きな貯水池、堤、寺院、住居。水の設備が広い都市に関わる。
01雨を受ける
貯水池堤広い居住域

水は、土地の広い範囲に関わる。

寺院の外に広がる都市

アンコールには寺院のほか、貯水池や堤、水路を含む広い都市があった。塔から離れた田や住まいにも、水を使うための設備が広がっていた。

図解の根拠と見方

工程や制度を説明するためのイメージです。人物・建物・配置は実物の復元ではありません。断面や別枠の場面は、見えない部分や別の場所を説明しています。

アンコール ↗

雨を受ける

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雨の中の大きな貯水池、堤、寺院、住居。水の設備が広い都市に関わる。

雨の中の大きな貯水池、堤、寺院、住居。水の設備が広い都市に関わる。

寺院の外に広がる王都

アンコールは一つの寺院の名前ではない。9〜15世紀の王都が広がる土地に、12世紀のアンコール・ワットや、後のアンコール・トムのバイヨンが残る。農地、村、道が都を養い、異なる王の造営にはヒンドゥー教と仏教の造形が重なった。塔の外まで見ると、時代も信仰も変わった広い都市の姿が現れる。

水を動かし都市を維持する

水をためるバライと、水を通す水路は役目が違う。地形に合わせて組み合わせ、流れを妨げる土を除かなければ使い続けられない。大きな建築の完成後にも、人々は水と土地を手入れして都市を支えた。

王都の後も続く暮らし

王都としての役割が変わっても、人の暮らしが一斉に消えたわけではない。現在の保護地域には村と農業があり、観光で収入を得る人と耕地や水を使う人の条件も違う。遺跡を守るには、塔を修理するだけでなく、住民の暮らしと土地利用も調整する必要がある。

前後の流れ

  1. 9世紀頃

    本題材が扱う王都の発展。

  2. 12世紀頃

    アンコール・ワット造営の時期。

  3. 1992年

    世界遺産登録。

言葉の意味

バライ
アンコールに見られる大きな貯水池。
水路
水を運んだり流したりする人工の経路。
文化的景観
人の活動と土地の環境が重なった景観。

史料から分かること

アンコールには複数の時期の都がある。塔だけを切り取った写真と、道や水の設備を含む土地の広がりでは都市の見え方が変わる。

9〜15世紀のクメールの都、貯水池と水路、今も暮らす地域社会。 古い水路の調査・修復と洪水対策、農業用水。

史料だけでは分からないこと

同じ地域でも建設年代は異なる。

水路は造ったら終わりではなく、流れを保つ手入れが要る。土や水を動かす仕事を考えると、建築を支えた継続的な労働が見える。

9〜15世紀のクメールの都、貯水池と水路、今も暮らす地域社会。 古い水路の調査・修復と洪水対策、農業用水。

史料だけでは分からないこと

すべての水路の目的や運用を一括で断定できない。

理解を確かめる

答えを選ぶと解説が表示されます。本文や資料を読み返しながら考えてみよう。

1. 寺院の周囲の農地と水路を地図から省くと、何を説明しにくくなる?
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参考資料

  1. AngkorUNESCO World Heritage Centre

    9〜15世紀のクメールの都、貯水池と水路、今も暮らす地域社会。

  2. Restores ancient canalsAPSARA National Authority

    古い水路の調査・修復と洪水対策、農業用水。